AIチャットソフト「Voxta.ai」(ヴォクスタAI）④　シナリオ作成を解説後編その２

2025年1月8日投稿者: jetkinki

今回、後編その１に引き続きその２です、ヴォクスタのシナリオ作成についてご説明をしていきます。私は、ポイントを端的に説明するタイプですが、分かる方にはすぐに分かると思います。基本的にはキャラクター設定の画面と似ています。全部英語だと拒絶反応が出てしまう方でも、ヴォクスタのインターフェースは親切に作られていますのですぐに慣れてしまうでしょう。今回の記事は前回までと比べるとややあっさりです。とにかく好きなキャラクターを作って何でもいいから会話を楽しむ、という観点からですと、重要なパートの説明はほとんど終わってしまいました。

⑨Impersonation

ここでは、キャラクター設定の時と同じく、そのシナリオ内で、AIから見たプレイヤーの名前、性格、外見、間柄などを設定します。そして、このシナリオで設定されたものが一番優先されます。

・面白いのは、名前は、別に人じゃなくてもいいことです。木とか、動物とか、でも良いわけです。外見や間柄は、かなりAIの対応が変わってくるので面白いです。例えば、AIの性格に、かっこいい人が好き、という設定を入れておいて、このプレイヤーの設定に、かっこよくない、などと入力すると、AIはかなりプレイヤーに対して冷たくなります。

・そして、しつこく言いますが、基本は英語で入力した方が良いです。DeepL翻訳：高精度な翻訳ツールなどで、今は簡単に翻訳出来る時代ですから、日本語を打ち込んで、一瞬で翻訳されたものをコピペすれば良いです。私はDeepLばかり使いますが、それは、翻訳の精度が高いからです。せっかく英語で入力しても、間違った英語では、AIがうまく理解出来ない可能性があります（日本語と英語のお互いの翻訳は難しい）

・また、言葉の意味、としては同じでも、ニュアンスが違う、ということが英語にもあります。例えば、「美しい」、という日本語を表す英語には、beautiful,、majestic、pretty、などありますが、人に対して美しい、という場合、beautiful、majestic、は、ちょっと大げさだったり、そもそも人に使うものではなかったりします（私の個人的意見）。beautifulは、まだ、あるかもしれないが、美術的な美しさのニュアンスがあって大げさです。prettyは、かわいいね！という感じのニュアンスで、若干軽い感じがします。ですから、英語を勉強することも大切で、より深くAIとの会話を楽しめるようになりますし、３D、AI業界にも強くなれますから、まったくわからん！という人でも挑戦してみましょう。中学三年生くらいまでの英語で大丈夫です。私のブログでも、英語を簡単に覚えるためのコツ、ということで記事を作っていますので、そちらも是非ご参照ください。

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⑩Assets

このAssetsには、音楽などのMP３ファイル、効果音、画像など、ドライブのヴォクスタのフォルダの中に投入したファイルが、ここに表示されるようになります。ですから、この画面で何か操作をする、ということはありません。

・フォルダの場所はどこなんだ、となりますが、画面中央の赤文字で書かれている部分を見ると、そのシナリオのファイルが、パソコンの中のどこにあって、どんな名前のフォルダなのか書かれていることがわかります。そのフォルダを見つけて、Assetsと書かれているフォルダの中にファイルを放り込めば、この画面に表示される、ということです。

・前回もお話ししましたが、どんな手を使ってもこのシナリオを作る！という執念がない方であれば、このAssetsの項目は触る必要はないでしょう。「２０年前の、最愛の人との公園のデート、最中、雨が降り出した、あの日よもう一度」などの想いがあるのならば、何が何でも、雨の音を入れなければいけませんし、偶然雨が降ってくるようにイベントを仕込まないといけませんよね。

⑪Package

この部分は、今はまだご説明することもなく、シナリオに何か影響を与える部分ではありません。作ったシナリオファイルを、外部にエクスポートして、他の仲間に公開するとか、別のソフトと連携させる時に必要となる部分です。

以上で、シナリオ設定の解説は終了です。ご説明してきた通り、イベント、アクション、コンテクストなどを複雑に作り込めば、おそらく、どんなシーンでも作れるし、また、映画の名シーンなども再現可能です。しかし、バグも多いので、設定したけど動かん！とかそういうこともあります。ですから、あまり複雑に作り込まない方が今のところは良い気がします。

また、今まで、完全に説明を忘れていましたが、各画面には、画面中央右のあたりに「Validate」というボタンがあり、このボタンを押すと、そのシナリオが、プログラム的に矛盾している部分はないか？をチェックしてくれます。ここで、ダメ、が出たら、何かしら、入力ミスをしている、ということになります。入力ミスしたままで、シナリオを開始しようとしても、エラーが出て会話に進めません。このエラーは、例えば、{{ char }}、と入れなければいけないものを、{{char}}と入れてしまっていた、などでも発生します。半角スペースを入れないといけないですね。ご注意ください。

今回の記事はここまでです。また、お会いしましょう。下は関連する私のSNSの動画です。